嫁姑問題の原因
皆様こんばんは!Assertive talk進路カウンセラーの佐々木です!
「義母嫌い」「義母アレルギー」という言葉を聞いたことはありますか?
それだけ義母との関係で悩んでいる人が多いと思います😢
そういったSNS発信や、義母との不仲をテーマにしたネット漫画みたいなのがネットコラムみたいなのでたくさん出回っているので、時々私も見ているんですけれども、私はそれを見て必ずしも「このお姑さんメッチャ性格悪いな~」とは思わないんですよ…。勿論内容によってはヤバいお姑さんもいます!
これは私の主観ですが、お姑さん(60代~70代)とお嫁さん(30代~40代)の時代背景が違うからトラブルになるんだと思うんです。
ある漫画では、お嫁さんが残業で22時に帰宅した時に、お姑さんに「こんな遅い時間に帰宅したら子供がかわいそうだよ!」と強い口調で言われて、それを見た幼い息子が「ママを怒らないで!」と言ったシーンが描かれていました。その漫画のコメント欄には、「ママを怒らないで!」と言った息子を称賛する内容が多くて、正直私は少し違和感を感じました。
確かに幼い息子の前で強い口調で怒鳴るのは良くないと思います。けれども言っている内容そのものはそんなにおかしくないと思います。
その理由は、お姑さん世代は、今よりも制限されること(門限なども含めて)が多かったから、お嫁さん世代の多様な生き方をすんなりと受け入れられないのです。
また、若い頃に様々な制限を受けたお姑さんたちは、いきなり「多様な生き方」と言われても何をどうしたらいいかわからないので、昔の価値観を悪気無く押し付けてしまっている可能性も考えられます。
お姑さん世代の(女性の)主な選択
仕事や近所付き合い等を通して知り合った60歳前後の女性たちから直接聞いたお姑さん世代の進路選択に関するお話をまとめていきます。
~中学校時代~
成績がすごく良くて、地区トップの高校に受かる見込みがある生徒が、わざと中堅校を受験する。(高学歴過ぎて男性から敬遠されるのを防ぐため。将来婚期を逃さないため。)
~高校時代~
殆どの人は短期大学を受験するが、4年制大学への進学を検討する人も一定数いる。しかし、4年制大学へ進学すると男性から敬遠されて結婚対象外とされる傾向がある。
~社会人~
殆どの人は企業で「一般職」として採用され、実家から通えるオフィスに配属される。当時は一人暮らしをする人は殆どおらず、結婚するまで実家暮らしが当たり前。むしろ一人暮らしをするとチャラチャラしている遊んでいる女だとみなされてしまう。そして、25歳までに結婚して寿退社することが望ましいとされる。(仕事を頑張っても期待されない)
これは地域によりますが、とある地方都市出身の60歳女性は、本当の最終学歴は「短期大学卒業」であるにもかかわらず、男性から生意気と思われないために履歴書の最終学歴欄に「〇〇高等学校卒業」と記入したそうです。
~結婚後~
仕事を辞めて家庭に入る人が殆どである。
子供が就学したタイミングでパートを始める人も一定数いるが、陰で変な噂を流されてしまうデメリットがある。
・「〇〇さんところの奥さんがレジ打ちしているのを見たんだけど、ご主人リストラされたのかしら?」
・「子供の面倒を見ずに働くなんて…育児放棄だわ!」
・「○○さん、外出が多いよね~。もしかして不倫しているんじゃないの?まあ破廉恥!」(実際に尾行するご近所さんもいたそうです)
いかがですか?
今の時代ではあんまり聞かない話ですよね…
今の時代は、そこまでご近所さんの就労事情に興味はありません。もっと言えば、ご近所さんの名前も知らないというケースもあります。
このような環境で10代~20代を過ごしてきたお姑さんたちが、お嫁さんの生活スタイルをすぐに受け入れることは難しいと思います。
そんな時は、やんわりと、時代の変化を知ってもらえるような伝え方をしてみるのも一つだと思います。
(例)今の職場では、20〇〇年から女性管理職もいますよ~。
職場の〇〇さんは、育児休業取ったら復帰するみたいで、会社も理解してくれていますよ~ 等
義両親と同居している、義両親の近くに住んでいる人は、なかなか避けられない問題なので、一筋縄ではいかないことも多いと思いますが、時代背景を知ることで客観視できるようになり、イライラ・モヤモヤした気持ちが少しでも薄まることを願っております。
今日はここで失礼いたします!