お局様と仲良くなる方法
皆様こんにちは!Assertive talk進路カウンセラーの佐々木です!
女性の社会進出と言われている昨今、チームリーダー・マネージャーなど管理職として活躍している女性もたくさんいらっしゃると思います。
しかしながら、どうしても部下にキツく接してしまい、他の上司から指導があるまで本人も厳しくし過ぎていることに気付いていない女性管理職の方もいらっしゃいます。
彼女たちは巷では、「お局様」と呼ばれており、「お局さんがいない職場が良いな~」とか「お局さんがいない部署に配属されたいな~」と思っている新卒の方や転職者の方もたくさんいるでしょう!
しかし、実際にお局様が1人も居ない職場ってそんなに無いと思うんですよ…。(工事現場など男性中心の職場であれば別ですが…)
ですので、お局様とうまく付き合っていくように工夫することが仕事を充実させる第一歩と言えます!
✐まず、今の職場にいるお局様を思い浮かべてください。
✐あなたが思うお局様は、「根本的に性格が悪い人ですか?」それとも「性格はそこまで悪くないけれども余裕が無い人ですか?」
もし前者のタイプであれば、転職を視野に入れても構わないと思います。
しかし、もしあなたが思うお局様が、後者のタイプ(性格はそんなに悪くない)でしたら、何かを工夫すれば少しは関係を改善することが出来るかもしれません!
これから書く体験談をご覧ください。
パートの入れ替わりが激しい事務所の話
ある企業の事務部門では、パート(シフト制勤務)の入れ替わりが激しい状況でした。
パートが退職する理由は「家庭の事情」「更年期障害のため」「スキルアップのため」など様々なものでした。
そこで管理職を務めるY子さんは、自身の業務(主に経理)に加えて、パートが退職する都度、新しいパート採用の面接を行い、新人パートに業務を1から教えるということを繰り返す毎日になりました。
経理業務だけでも大変なのに、採用と新人指導まで加わると仏様でもイライラしますよね…
Y子さんは、パートが「すみません…今質問してもよろしいですか?」と低姿勢で問いかけても「何?」と厳しい口調で返事をするようになりました。
次第に、新人パートは「Y子さん怖い。質問しにくい。」と言うようになりました。
幸いパート同士は仲が良く、1~2か月に1回ぐらいの割合で飲み会を行っていたので、Y子さんに対する愚痴を吐く場があり、纏まった雰囲気でした。
その飲み会で一番勤務歴が長いベテランパートが「まあY子さんも色々と組織からこき使われているし、大変なのよね~。あのポジションにもう1人正社員がいれば回ると思うんだけど…そうしたら莫大なコストがかかるから…」と言いました。
そこで、過去に経理業務経験があるパートのS美さんが、「確かにY子さんも大変よね。私たちだけで何か出来ることはないだろうか…そうだ!共通マニュアルに加えて、業務共有ノートを作らない?」と提案し、全員が同意しました。
業務共有ノートを作る目的は、パート(シフト制)が入る曜日によって知識にムラが出ることを防ぐためです。要は日記のように全員が記入、閲覧をする業務日誌みたいなものです。
これらを活用することで、Y子さんは、パート全員に同じことを教えなくて済むようになりました。1回教えればノートで共有されるからです。
また、先ほどのベテランパートが言ったようにもう1人正社員を雇うという考えもありますが、パートが提案できる内容ではありませんので、S美さんが提案したような普段の業務の中で出来そうなことを取り入れるということがこの件では妥当かと思います。
Y子さんも決して性格が悪い方ではなく、(多忙によりイライラしていただけなので)その共有ノートを通して一生懸命パート間の連携を強めようとしている姿勢を見て、次第にイライラをぶつけることは少なくなりました。
パートが積極的に情報提供しようとする姿勢は、Y子さん以外の管理職も高く評価しました。
そして、Y子さんとパートの会話も増えたことで、Y子さんが何に対して負担と感じているかもわかるようになり、関係が改善されました。
また、Y子さんに対して悩み事を相談するパートさんもいたのでかなり良いサイクルに変わりました。
「業務共有ノートを作ろう」という一つのアイデアでここまで変わるって凄いですよね。
勿論どの職場にも当てはまるわけではありませんが、こういった何か一つ工夫することで、お局様と言われる人たちと良好な関係を築き、仕事時間が充実することはとても素晴らしいことですね。
Assertivetalkは、この「何か一つの工夫」について一緒に考えるご支援も行っております。
「職場の人と上手く付き合っていきたい」と悩んでいる方のご相談もお待ちしております。
それではまたです!
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