女性差別をする人の話

皆様こんばんは！Assertive talk進路カウンセラーの佐々木です。

私が、女性専門進路カウンセラーになろうと思ったきっかけの一つは、子供の頃から就職するまでの間に年配の人から聞かされてきた「女だから○○できない！」という言葉に違和感を持ったことです。

皆様はこのような言葉を聞いて不快な思いをしたことはありませんか？

私は、学生の頃はこの言葉にあまり違和感を持たず、そういうものなんだ～と思っていました。

しかし、就職してから「それは違うと思うよ…」とご指摘を受けることが多くなったので、それから違和感を持つようになりました。

最近では、「性別ではなく、個人を見よう」という雰囲気になっていますが、今の30代～50代の人の中には親世代から「女だから○○できない！男の人ならできる」というようなニュアンスの言葉を聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか？

女だから車の運転が出来ない

今でも時々このような言葉を聞くことがありますし、私も60代女性からこのように言われたことがあります。

確かに車の運転が苦手な女性はいらっしゃると思いますが、それは女だから出来ないのではなく、「運転する機会が少ないから」とか「空間を認識することが苦手」など他に色々な理由があると思います。

電車やバスがたくさん通っている中心部の地域であれば、車がなくても生活が出来るので、免許は持っているけれども車を持たない人（ペーパードライバー）が一定数います。そうなると男女問わず運転スキルは上がりにくくなります。

しかし、中心部でない地域では、子供の送迎等でほぼ毎日運転するお母さんをたくさん見かけます。

ですので、「私は女だから車の運転が出来ない！男の人なら出来る！」と決めつけるのはちょっと違うと思うのです。

ペーパードライバー向けに実技指導を行っている教習所もあるので、そこで練習をして運転スキルを向上することも出来ます。

車の運転が上達すれば、お出かけや旅行を楽しむことも出来ますし、仕事の幅も広がるので損は無いと思います。ですので、「女だから～」と性別で自分の選択肢を減らすのはとても勿体ないです。

女は感情で話すから仕事に向かない

これは私が23歳の時に祖母から言われた言葉です。

飲み会の時にその話を会社の先輩にしたら、「それは違うよ…」と指摘を受けたのを覚えています。

会社の先輩は「確かに女子会では感情的な話をするけれども、それは仕事ではない楽しい時間だからそうしているだけだよ！例えば女子会の場で『日経平均株価が～』とか言ったら堅苦しいでしょ？だからみんなわざとそういう堅い話をしないだけで、仕事の場ではみんなきちんと論理的に話せるよ！」と言いました。

その先輩の言葉で、自分が固定概念に囚われて今まで生きてきたことに気付きました。

確かに感情的な一面はありますが、仕事の時は理路整然とされている人たちが多かったです。

女性だから感情で話すのではなく、たまたま祖母の周囲の人が感情で話すタイプだったのです。

女は人間関係が大変

この言葉は老若男女問わず色んな人から聞きます。

私自身も大学に入るまではそう思っていました。

しかし、男子運動部のマネージャーをしてから考え方が変わりました。

残念ながら男社会でも陰湿なイジメはありますし、他人の秘密をペラペラ喋る男性もたくさんいました。

「女はドロドロして、嫉妬して～、でも男はサバサバしている」と言う人がいますが、意外とそうでもないです。

女性の前でそういった場面を見せないようにしているだけで、実際はそうでもないのです。（勿論男女問わず嫉妬や噂話をしない人もいます！）

さいごに

いかがでしょうか？

私はこれらの言葉に違和感を持つようになってから選択肢の幅が広がりました。

「女性の職場って大変そう～」とか「男の人じゃないと車の運転ムリ～」と言う人を時々見かけますが、このような固定概念は選択肢を狭めてしまうと思います。

女性の職場＝大変と決めつけるよりもどういった人が働いているのか、上司になる人がどういうタイプなのかで馴染めるかどうか変わってきます。

また、車の運転が出来れば営業・納品・送迎などの外回りの仕事も出来るようになります。

あなたは無意識に性別という一つの尺度で自分に制限をかけていませんか？

あなたの選択肢はもっとたくさんあると思います☺

Assertive talkは皆様の進路選択の一歩をお手伝いさせて頂きます。