転勤族の悩み
皆様こんばんは。Assertive talk進路カウンセラーの佐々木です。
私は、夫の転勤に伴う引っ越しと転職を経験しておりますので、転勤族に関する悩み(転勤族仲間から聞いた話も含めて)書いていきたいと思います。
ご主人の異動に伴う引っ越しのストレスで、非転勤族の友人や家族からの何気ない一言にイラっとしてしまったり、共感できる仲間がいなくて辛いと思った経験はありませんか?
私はあります。
修学旅行・個人旅行とか出張で行ったことがある地域でも、いざ住むとなったら最初は凄く不安になります。
転勤を覚悟している人でも、いざ引っ越しとなったら様々な不安に見舞われます。
「もし、急に体調が悪くなったらどこの病院に行くべきか」「手続き漏れが無いか…」「何かあった時に助けてくれる人はいるか…」「子供が転校先で馴染めるか」など色々とあります。
地域によっては、徒歩で且つ紹介状無しで駆け込める病院がなかったりします。
同じマンション(会社が用意した社宅・公務員官舎も含む)に住む人同士であっても、すれ違ったら挨拶する程度の付き合いなので、ご近所さんの名前がわからないという事もあります。
そういった環境の中で、1から生活基盤を整えて人脈を築くわけですから、大なり小なりストレスはつきものです。
私は、そんな中で、非転勤族からの楽観的な悪気がない一言でイラついてしまい、喧嘩をして2年ぐらい口をきかなかったことがありました。
大まかに言うと
「〇〇(ご当地グルメ)を食べられていいよね~!」
「近くに〇〇(有名な観光地)があるからいいじゃない!」
「〇〇(スポーツチーム)のファンクラブに入れば楽しそう!」
「引っ越しが不安と言うけれども、それは最初からわかっていた事でしょ?」
というような内容でした。
付き合いが割と深かっただけに「旅行目線のテキトーな、軽率なアドバイスしかしてくれないんだ~⤵」と落胆した気持ちになりました。
しかし、その時に思いました。
「転勤族の悩みは転勤族にしかわからないんだ!」と。
また、それと同時に「転勤」という出来事に対して抱く不安は人それぞれである事も改めて理解しました。

↑これらはあくまでも一例で、他にも様々な不安はあります。
「夫婦の愛が強ければ、どんな地域も楽しめる!」という意見もありますが、夫は基本的に仕事です。
休日は夫婦・家族仲良く楽しくご当地観光を楽しめますが、週のうち5日をどう過ごすか、どう充実させるかを考えていく必要があります。
また、繰り返しになりますが、同じ転勤族でも悩みの内容は人によって違います。
「転校先で友達が出来るか」
「新しい地域で働く(パートも含む)先はあるか。」
「実家からの距離が遠くなり、帰省し難くなった。」
「同年代の住人が少ない」
「地元の友人に会えない」
「趣味を共有できる仲間がいない」
「趣味はスキーだけど沖縄県勤務になった」
「沖縄出身だけど北海道支店長を命じられた。」
など挙げれば色々あります。
転勤族の人の悩みを聞いた人は、自分の意見を言うよりも当事者の話をじっくり聞いてあげてください。
無理に理解しなくてもいいのです。
「聞くぐらいしか出来ないけど…」と言って聞いてくれるだけでも不安が解消されることがあります。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。