お局様とうまく付き合う
皆様こんにちは!Assertive talk進路カウンセラーの佐々木です!
職場にお局様(男女問わず)がいて、その人との関係で悩んでいる。なんてことはありませんか?
私も昔悩んだことがあります。「できれば、関わりたくないな~」と思ったこともあります。
けれども、お局様を理由に退職するわけにもいきませんし、異動を希望したところで、異動先にもまた別のお局様がいるかもしれません。
何とかうまくやっていくためにはどうしようか…
そんな時に、「Assertiveに伝える」ことが、お局様との関係に少し役立つかもしれません。
Assertive (アサーティブ)とは、「相手を尊重しながら自分の意見を伝えること」だと言われております。
もし、あなたの職場のお局様が、性格がメチャクチャ悪いタイプでなければ、Assertiveに伝えてみる価値がありそうです。
ここからパートスタッフが、正社員のお局様と喧嘩をしてから仲直りをするまでのプロセスについてご紹介させていただきます。
いつもイライラしているお局様
お局様が所属する部署は、正社員が少なく、働く人の殆どがパートでした。
さらに、人の入れ替わりが激しく、毎回同じことを教える必要があるため、自分の仕事が進まずイライラしている様子でした。
ご機嫌が良いのは、昼休みに休憩室でお菓子を食べている時ぐらいです…苦笑
悩む非正規雇用のメンバー
イライラしながら仕事を教えるため、殆どのパートスタッフが、お局様に対して苦手意識を持つようになりました。
「質問しても『前も言ったでしょ!』と言われて困っている。マニュアルに書いていないし、しかも初めて質問したのに。ちょっとおかしい。」
という声が続々と挙がり、お局様と非正規雇用のメンバーの間に溝ができるようになりました。
ついに言い争いに
土曜日の時間外残業中に、お局様と言い争ってしまいました。
私「『この業務は前も教えた』とのことですが、我々はみんなシフト制なので、初めて聞く人もいるはずでは?」
お局様「いや、何度も何度も言ってるから!」
私「そのような言い方をされるから、すぐ辞める人が続出するんじゃないんですか?」
お局様「その態度を改めるように!」
と、言い争いになりました。
Assertiveに伝える
言い争いの後、お局様にメールで謝りました。
「先ほどは、失礼しました。〇さん(お局様)が大変な状況であるにも関わらず、配慮が足りていなくて、申し訳ありませんでした。」と送り、お局様からは、「みんな頑張っているのはわかっている!何かいい方法を考えたいね!」と返ってきました。
そこで、パートスタッフ全員とお局様で話し合う場が設けられました。
先輩パートさん「〇さん(お局様)が、都度パートに教えるのではなく、一度の説明でパート全員が理解できるように、マニュアルに加えて、パート間で情報共有するためのノートを1冊購入してもらえないか?イレギュラーな出来事と連絡事項をそのノートに書きませんか?そうすれば、その時間帯に居なかったパートも知ることができますよね(^^)」と前向きな提案をしました。
お局様も「それはいいアイデアだね。私もできるだけ説明する回数は減らしたい」と、快諾し、そこからマニュアル以外の出来事は全て業務共有ノートに記載することにしました。
加えて、毎月1回情報共有ランチミーティングを開催することになりました。
それ以降は、お局様とパートの間の溝は少しずつ埋まり、職場の雰囲気も良好になりました。
ここで大事なのは、相手を否定しないで、こちらの要望を伝えることです。
NGワード(例)
「パートなんだから、聞いていない事だらけですよ!」
「何度も教えたはずです!」
良いワード(例)
「時短勤務なので、初めて聞くことが多いのです。とはいえ、何度も同じことを説明するのは大変なので、情報共有をする機会が欲しいです。」
「できれば説明する回数を減らしたいから、何かいいアイデアが欲しい」
いかがでしょうか?
正社員が殆どおらず、時短パートで構成されている職場なので、社員からすれば同じことを何度も説明したり、パートからすれば初めてでわからないことだらけという難しい状況ですが、自分の大変さを主張するだけではなく、相手にも寄り添った言い方をすれば、一緒に良い方法を模索できることを学んだ出来事でした。
皆様がお局様と少しでも関係が良くなることを応援しております!